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September 21, 2007

沖縄国体 大会二日目 飲食の部

二日目。
案の定、天候は不安定。僕らのフォースも若干不安定だ。
海上の波は高く、離島への船は全便欠航になってしまったからだ。

離島宿泊という一番の目的は果たされぬこととなったがこればかりは仕方ない。
レンタカーを手配して本島北上計画に切り替える。
こういう仕事は僕”グリーン”の仕事だ。
ネットで素早く検索。一番安くなくては納得しない。二人にリンチ(←最近使わなくなったけど怖い言葉だね)にされる。
でも結局免許証をもってくるのを忘れていて根性焼(←これも)された。
そして借りた車の色がファンシーなイエローだったのでクラスのみんなに無視(これが結構つらい)された。


ブランチは「A&W」。腹ぺこレンジャー達はコンボセットに更に揚げ物などを追加オーダー。

「A&W」をなめてはいけない。想像以上に胃にまとわりつく過剰な油は、あっという間に空腹感を満たすがその後に襲いかかる胃もたれは思いの外、重く長時間に渡り二日酔いのようなムカムカ感を与え続ける。
ダブルチーズにフライ各種。食べ過ぎだ。
ちなみにチキンレンジャー“レッド”はルートビアにも苦しんでいた。
あくまで挑戦し続けることを他の二人に見せておきたかったのだろうが、鼻を摘みながら飲んでいた事でその挑戦が無駄だった事を証明していた。
ダメなリーダーだ。
そう、この時から“イエロー”はリーダーの座を狙えると確信していたのかもしれない。。。
僕”グリーン”はミドレンジャーのように何も取り柄がない。コンパの司会ぐらいか・・・。
盛り上げる事に歓びを感じつつ、コンパの終盤にひそひそと話す「誰がいい?どの人どの人??キャー!?!」的な女性陣の会話に僕の名前は出る事はなく、あげくの果てには翌日あたりに「あんた『名前忘れたーあの司会の人』って言われてたよ」などと幹事の女の子に言われる男。そのコンパでの存在感は終始、コンパ会場の店員のレベルでしかない男。←ホントにあった話
でも武器はブーメラン。え〜〜。。。。
そんな武器では戦いに負けるんだ。
でも僕は二人の背中を見ながら過ごすこのポジションがホントは気に入っている。
これでいいんだ。←今回は控えめ


北上しながらビーチを巡る。この曇り空では閑散としていて当然かな。
ま、とりあえず泳ぎますか。。。


荒れた天気と荒れた胃袋。今日のブランチはミスチョイス。
半日食欲がわくことなく過ごせるのはお財布に優しいが気分が上がらない。
常に食い意地が張ってこそのあのテンションはしばし封印。
海を目指せ!!
ドライバー”レッド”はアクセル全開。チャックも全開だ!!

そのはずが・・・しばらく走ると前が見えないぐらいの大雨。
こりゃダメだと引き返す。

曇り空から時々見せる日差し。そしてその後にどしゃ降りの雨。
全く予想のつかないこの不安定な天気。
吹き荒れる強風にあおられ流され動く雲は、僕らに雨と日差しを交互に降り注いでいた。
この強風ではさすがに船は出まい。
外で過ごしていると、改めて納得するしかない。
屋内から眺めていると感じられないものだ。
三人のズラが何度か外れたぐらい凄い風だ。
ちなみに“レッド”のズラが一番高いやつ。所得の差がこういう所に表れる。
リッチな人はいいズラを。当然やね。


結局南極、天気が悪い時は「波の上ビーチ」。雨は止んで人が増えてきた。
飲酒運転撲滅キャンペーンガールとしては、さすがにビールなし。
でも素面でも大はしゃぎレンジャー!!!!

それからレンタカーを返却ポストに入れて足早にホテルへ帰る。
「A&W」のお陰で今日は小食で過ごした。
とりあえず空っぽの胃袋にビールを流し込んだ。

それから夜の街へゴー!!
うちなータイムな居酒屋でビールと泡盛。
今日も無計画な夜が始まった。

いつもの桜坂を徘徊。
なにやら素敵に誘惑する案内板のような壁掛けを発見。
そのビルの奥にある細い薄暗い階段を上がっていく。
ここは住居でしょ?誰もがそう思っていたが・・・。
やっぱり店ではなかった。店と呼ぶべきではない。集いの場。

でも、そこで温かい優しさいっぱいのご好意で上がらせてもらい美味しい泡盛を御馳走になる。
ここでも素晴らしい出会いが待っていた。
こんな事ってあるんだね。偶然は必然。
僕らは先の見えない毎日を何故不安に過ごしていたんだろう。
先が見えないからこそ突然こうして素敵な出会いがあり、別れもあり。
不安を歓びに変えて過ごしていく事がどんなに大事なのかを思い起こさせてくれる。
再会。新しい出会い。そしてまたしばしのお別れ。
「また会いたい」の直感が相手に通じている事を願いつつここを後にした。
鳥の巣を飛び立っていくかのように・・・。

飛び立った鳥達は「バーエロス」へ。
相変わらずの歌謡ムード。
しかしながら、さすがに今日の昼間以外飲み倒しの毎日で三人のアルコール摂取量は限界値に近づいてきていた。
予想外にも一杯飲んで退散。

にもかかわらず、アホアホレンジャーは今日もゆく。
近所にある「g」へ。

看板のない入り口から階段を上って薄暗い店内へ。ディープな世界にやられる。
どっぷりの泡盛をゆーっくり頂く。

すっかりハイテンションが舞い戻る。
こうなりゃとことん行くぜ!!
勢い良くクラブの階段を下りて行く三人。
ここは「熱血社交場」。
名前の通り熱血だ。血が熱いだから。そりゃあもう熱いっ!!!

久しぶりに聴く大音量のブラックミュージック。
筋肉痛になるくらい踊り続け、ここでも三人の結束を確かめ合う。
最高潮の盛り上がりで僕らは笑点した。間違った。昇天した。
泳ぎ疲れた体を酒で蘇らせ、その蘇った体はまたリセットされたごとく縦横無尽にフロアを駆け巡る。
浴びるように飲んだお酒はどんなお酒だったのか?曖昧な記憶をほんの少し残して。
あとの記憶は、また降り出した激しい雨に打たれながら流れていった。
カッコつけた言い方だが事実だ。
いつもの記憶喪失とは少し違うこんな曖昧な記憶。
出会いを繰り返し、その出会いのすべてが優しいものであって。
それらの優しくてやわらかい人の素直な感情を垣間見た。
決して普段は見せきれない100%の素直な自分。

今日も出会った人々に大きな感謝を。

その優しさと共に味わったクラブの激しすぎた衝撃に僕らは店を出て、しばしボーッと雨に打たれていた気がする。
この曖昧な記憶ながらも、迷いなく過ごした今日一日だからこそ、記憶喪失状態をいつもと違う完全肯定、完全ポジティブに捉えさせてくれているんだろう。
ホテルに戻って、耳に残るツーンという音と共にその余韻に浸りながら飲むビール。

僕ら三人は最高の笑顔と時に見せる真剣なまなざしで熱く語り合った。

ありがとうありがとうありがとう・・・・心で何度も呟きながら眠りについた。

ただ真剣に話しながらもテレビの画面はAV。←良い子のみんなへ。オーディオアンドビジュアルの事ね。
“レッド”は時折『ピンコダチー!!がばいがばい』と佐賀なまりで叫んでいた。
”グリーン”は『パラディーソ!!』とイタリアなまりで叫んでいた。
“イエロー”はカレーを想像しすぎて想像妊娠していた。
レンジャー達はこんな時でも遊び心を忘れない。

そしてこの時、新リーダー”イエロー”が誕生したのだ!!
何故かって??
その詳細は明日の新聞折り込みチラシをご覧下さい。←うそ

投稿者 litfie : September 21, 2007 11:16 AM

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