August 11, 2007
旅路に咲く花
夢中で走って見逃してた
流れゆく景色 変わりゆく空
スピード上げて先急いで
道に迷った僕はひとりぼっち
不安で孤独で足を止めて
振り返った先に映る陽炎
途中まで戻って道尋ねて
問いただす僕はひとりよがり
路地の片隅で地図広げ 悩んだふりしてる
助けを待って 座って行き交う人々 眺めているんだ
素通りしてきた道沿いに生い茂る草木と咲誇る花
戻って手に取って集め
花束にして誰かに届けにゆこう
季節が巡って歳を重ね
思いがけぬ出会いが道のりを彩る
走って止まって
続く旅路にゴールはなく
予告もなく終わるものなんだろう
空へ羽ばたいて 地上眺め悔やむ前に
出会った人々へ 何をもって応えよう
花を摘み取ってしまって 枯れた路地に種をまいて
そこにまた 花を咲かせよう
素通りしてきた道沿いに
一面の花 僕が育んだ花
同じ道をゆく人の 安らぎとなり 道しるべとなり
何かに気付くきっかけになるといいな
投稿者 litfie : August 11, 2007 10:20 PM