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August 29, 2006

ソファ(2006)

ずっとこんな日が続けばいいな。
ソファで頬杖
朝が来ても眠れないでひとり歌う鼻歌もどこか弾んでる。

君の好きなミルクティーを
僕は月並みにコーヒーを・・・
温もりいっぱいの狭いリビングで
準備して窓を開ける。

目をこすりながら僕のシャツで
頼りない足取りで僕のもとへ。
寄りかかる君に弾む鼓動気付かれないように。
肌なでるようなゆるい風が
飾らない君の香り運ぶ。
目を伏せてそって触れる肩
全ての日常を塗り替えてゆく・・・


いっそこのまま寄り添ってたいな。
淡く溶けてゆく雪のように腕伝って落ちてく頬。
髪触れながら感じてゆく。

君は好きな映画を見て
僕はポップコーン頬張って。
部屋満たす音楽も映画の”セリフ”も無視して
くたびれたシャツ脱ぎ捨てて・・・

そんな僕に気付いた君は横目で笑い
僕はヨコシマな想像をもみ消して。
じゃれ合う二人を差し込む日差しが包み込んでゆく。
映画のクライマックスの場面に気付き、流れてくシーンを眺めてる。そして・・・
膨らんだ”欲”の風船を破裂させた二人は・・・互いに触れ合う。


ひとしきり揺れるゆりかごの中で
気が付けば僕らは
渦を巻いて混ざり合って流れ込む
歓びに溺れてく。


やがて部屋に明かり灯す頃
君に捧げる愛の詩綴る。
照れくさい言葉並べるだけで伝えきれないけど。
いつも言えずに胸の引き出しに
しまったままの言葉をささやく。

『いつまでもそばにいて』
『君の肌触れていたい』

眠りについた君にそっと
精一杯の優しさ込めて
ブランケットをかけてあげるから・・・・

寝顔がちょっとはにかんだ気がしたけど・・・
僕も眠ろう・・・

ソファで・・・・・・・・

投稿者 litfie : August 29, 2006 10:41 AM

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