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March 16, 2006

ガクゼン

何たる事だ。残念だ。無念だ。

目標に向かう。そこに何を求めるのか?

結果。そして次の目標に向かう。生き延びる業。

目標に向かうとなれば、必ず結果を残さなければ意味がない。
よく言う。「頑張る」。
頑張る事自体には意味がない。
頑張ろうが、気を抜こうが、手を抜こうが、結果を得るかどうか。
こう完全に言い切ってしまうといけないが。

頑張りが次につながる。そう言う人もいるだろう。
それは、「下を向いて泣いててもダメだから歩き出そうよ」と励ます言い回し。
忘れてならないのは、そこにこの上ない悔しさや、二度とこんな思いをしたくないという灸。
それをしっかり胸に刻む事。
言い方を変えると、失敗は許されるなら一度だけ。
一度失敗したら次の失敗は許されない。
そう言った危機感が重くのしかかってくる訳で。
そのプレッシャーは失敗した人にしか分からないとてつもなく重たい物で、その失敗と言う経験値は無限大。
そう言った意味で、「次頑張る」意欲は他ならぬ大きな物にはなっていなければならない。
すなわち、単に「頑張る」ではなく、「負けない」「失敗しない」「必ずやる」。
その意思をいかにきちんと持つか。それを持って頑張る事で結果が生まれ、頑張りが初めて評価される。
イコール、結果が全て。
次なんてない。今の目標を達成するまでは。
結果が残らなければ意味がない。

WBC。負けた。また負けた。
負けたら次がない時に。
この悔しさは言葉に言い表せない。
「次頑張る」じゃ済まされない。
勝負の時に力を発揮できない。
意味がない。
「よくやった」とは少しも思わない。

どこか自分に重ねている。
勝負の時が幾つもあった。
失敗した事も多々ある。
そんな時に悠長に「次頑張ればいいじゃない」と思わない。
悔しさで満たされて破裂しそうな心を自分で叩き潰す。
もの凄く落ちる。
落ちて当たり前だ。落ちなくてどうする。
その悔しさ、しっかり焼き付けなくてどうする。
次のチャンスが与えられたとき「絶対負けない」「絶対やる」気持ちを誰よりも強く持てなくちゃ。

イヤな話だ。
イヤな人間だ。

でも、この感情が僕をここまで生かしてくれている。

本当にイヤな奴だ。

でも、与えられた世界で生き延びていかなきゃならない訳で。
弱肉強食。
一見淡々と過ぎていく毎日。
自分の生命が保証されているかのように。
僕も時に思う。
無気力だなと。
無気力なら生きていけない。生きる資格はない。
強い物に食われる。

今日の試合。
正に食われた。
相手のとてつもなく大きな闘志と、ここという時に力を発揮する集中力。
結果を必ず残すと強く誓った魂が、弱者を飲み込んだ。食いちぎり噛み砕いて飲み込んだ。

しかし、これは人生じゃない。狩りでもない。
この「負け」で終わりじゃない。
この悔しさ、しっかり刻み込んでほしい。
選手も僕も。

こうなってしまったらダメと心に強く叩き込まないと。

しかしこれは、島国「日本」の根性の限界か。
長年戦い続けてきた歴史が脈々と受け継がれた大陸のDNAには到底かなわないものなのか。

”たかが野球”。そう思う人の方が多いはずだ。
僕には”されど野球”。この勝負に懸けた。負けてはいけない物だった。
自分に重ねていた。
イチローが吠えた時、僕も吠えた。

ここまで語るか?
いい加減にしよう。止めよう。

現実に戻ろう。自分の勝負時。
生き延びる為に、結果を残す為にすべき事。
一つ一つ。

過去の失敗を繰り返そうとしている自分。
弱気な自分。

奮い立たせよう。

しかし韓国は強い。サッカーの時もそうだったけど。
ココゾと言う時にミスを犯さない。
相手の弱みにつけ込む卒のなさ。
凄い。
こんな彼らの姿を見てどれだけの人が勇気を与えられるんだろう。

まだ言うか。。。

投稿者 litfie : March 16, 2006 03:32 PM

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