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September 18, 2009

沖縄2009 今年も鳥たちは任務を遂行します

今年はゆるーく始まったおきなわの旅。食って食って飲みまくるのでしょうか。

この旅を記しておかなければなりません。
思い出に。

いつもの始発で降り立った南の島。
ノンアルコールでレンタカーに乗り込みます。

雨の予報がばっちりハズレます。
濡れた路面の頭上には太陽が。
所々厚い雲が広がっていますが大半を占める青い空が「めんそーれ」と僕らを迎えてくれたのです。

不安定な天気と予測はつくのですが。
こうなりゃもちろん海辺に向かいます。

近場の海辺へ。

一つ目の任務を遂行するのです。

たどり着いたトロピカルビーチは夏の賑わい。

降り注ぐ太陽。照り返す砂浜。
僕らはしばし浜辺で羽を休めます。

そして餌を求めて飛び立ちます。


任務2。そばを食らうシャモ。3.5秒で完食です。食い足らず今川焼きを頬張りながら再び海へ。

波之上ビーチを一瞬だけ眺めトロピカルビーチへ。
違うところ行きたーい!!←シャモ

幾分曇ってきた空に不安になりながら58号線を北上するのです。

雲は消えてゆきます。
そしてまた、鳥たちは泳ぎます。
ペンギンの分までしこたま泳ぎます。

泳ぎ着かれた鳥たちはエンダーでバーガーを。
任務3を完了。

街に戻って体の潮を洗い流し夜の部が始まります。

いつもの市場でオリオンとてびちで乾杯。
任務4を完了。
タツヤは衝動買いのアクセサリーを身にまとい上機嫌です。

それからコトブキにはしごして任務5も完了。


任務6。大王で餃子を食らいます。一人一皿をあっという間にたいらげます。

その後任務のひとつ、エロスに向かうもお休み。
これは仕方ありません。

いい具合に酔いが回ってきた鳥たちは徒歩を諦めタクります。
向かうはペンギンゆかりのナイトスポット。
CODE:B。

エントランスで身分証を求められます。
いい歳して「二十歳以上ですか?」などと聞かれます。
逆に聞き返します。
「二十歳未満に見えますか?」
返す言葉を探る店員さん。
「・・・規則なもので」
ですよね。
「ちなみに39歳です!!」
元気に答えて入場です。

しかし。

去年の様とは一変してガラガラです。
未成年者の溜まり場だったとは思いませんがこうも人気がない店内は想像していませんでした。
失望した僕らは一気に酔い帰還します。

こうして7つの任務を達成して鳥たちは眠りにつきます。
ほぼ完璧です。
力尽きます。。。

迎えた二日目。

フェリーに乗り込み島を目指します。
任務8を遂行します。


阿嘉大橋を望み港へ入港。バスクリンの海にやられます。

宿に荷物を下ろしニシ浜へ。
やられます。

これぞ沖縄のビーチ。
写真で見たやつが目の前に広がります。
魚たちと戯れゆっくりとした時間を贅沢に過ごすのです。
青い空。澄んだ海。
こんな時の流れが疲れた心を癒してくれます。
やられます。

続いて港近くの阿嘉ビーチへ移動して噂のウミガメ遭遇ポイントへ。

会える気がする。

そんな僕らの願いが叶います。

ゆーっくりと泳ぐその様は心和みます。
海面を漂う僕らと同じスピードで。

ありがとう・・・。

浜辺に上がって何度もつぶやいてしまいます。
やられたあとにありがとう。
9つ目の任務は奇跡的に完了したのでした。


こうして迎える夕暮れのひと時。心にこびりついた錆が全部取れました。ありがとう。。。


腹ペコな僕らにうれしい食卓。普通に二人前はあります。
グルクンの唐揚げ。もやし炒め。ナーベラーウブシー。刺し盛り。
そしてジューシーとソーキそば。

満腹度数120%です。

10個目の任務。ヒズシビーチのビーチバーへ行く前に休憩です。
若干うたた寝します。
若干??
数時間??

と、外を見るとザーザーぶりの雨。

「あいちゃー」

ついに任務が・・・。

その間、宿の方に残念な話を聞かされます。

ビーチバーは今年限り・・・。

なんということでしょう!?!

行きたい気持ちが膨れ上がります。

すると雨もやみうっすら星が見えてきます。

今だ!!行くっきゃない。

暗い集落の小道を歩きさらに暗いビーチへ抜ける坂道を下る僕ら。
真っ暗け。
携帯の電気を頼りに歩きます。
「きゃー」とか言いながら。

そして波音とともに人々の話し声が聞こえてきます。

満天の星空の下にやさしく光るロウソクの明かり。

今年で見納めのビーチバーがそこにあります。

閉店の話を問いかけた僕らにオーナーさんは残念そうに話してくれました。
「出っ張ったものを刈り取るっていうのかな・・・時代の流れかな・・・」

なんとなくその意味がボクにはわかりました。
(中略)←話が長い

そこに集っていた人々の笑みはかけがえのないものなのに。
僕らもそう。
ここにこうしていられること。
何も壊すつもりもなくここにいるのに。

(中略)←文句ばっかり

残念で仕方ありません。
残念。。。

そんな僕らに素敵な贈り物。

星空タイム。

明かりを全部消して。

星の明かりで飲みましょう。
最高に美味しいビール。最高に美味しい泡盛。
すばらしき自然。
地球最高です!!


僕らはこの旅の最重要任務をこうして遂行して。
騒音が皆無なこの島の真ん中で深い眠りにつくのでした。。。
いい一日をありがとう。

翌朝
最終日の朝を迎えます。


前浜で。朝日を浴びて浜辺を散歩します。貝殻を拾いながら。

どうしても振り返ってしまいます。
まだ旅の途中なのに。
この二日間のさまざまなシーンが蘇ります。
切なさいっぱいになります。

僕らはまだ旅の途中。

毎年のように思う最終日のこの心境は言い表しようのない切ない気分です。


出航の時間が迫ってきます。足早に港に向かうのです。

さよならの時間が・・・。


さようなら。また会いましょう。離れゆく島の景色。さようなら、カメさん。さようなら、ビーチバー。

一時間弱の船旅。帰りは高速船で。あっという間です。

レンタカーに乗り込みコザの街を歩きタコスを頬張り那覇に戻ります。
最後は国際通りへ。
ほんのつかの間買い物。(ウインドーショッピングってやつ←何も買えない)
財布はすっかり空っぽです。

掲げていた任務のほとんどを遂行した僕ら。
懸念していた天気はほぼ満点。
天気予報なんてさ。当たらない。
ほら。言ったとおり。
願えば叶うのです。

帰ってからも願いましょう。
叶えましょう。

切ないけれどまた会える。

きっとまた会いましょうね。

不参加のペンへのプレゼントに。
僕らは今年のたくさんの思い出を持って帰るのです。

またいつか会いましょうね。。。

なんてこった。
ビーチバーの閉店。

もしや。
こんなところで商売して。来た人々は自然を汚して。
ここに店が無かったら汚れない。
とかね。

昔は綺麗な島だったと。

確かにね。
珊瑚は踏みつぶされ、浜辺には吸い殻。

夜は酔っぱらいが叫んで。

トイレが無い??
当たり前じゃん。自然なんだから。

商売するなら責任取れとかさ。

ボクはお店のもてなしより来る人のモラルを問いたい。
ビーチバーに来る人だけじゃない。

灰皿ついてるくせに車の窓からポイ。
自分の部屋のゴミは捨てるくせに海辺にゴミを散らかしっぱなし。
家では床にもベランダにも吸い殻置きっぱなしにしないでしょ。
自分の庭に打ち上げ花火打ち込まないでしょ。
自分の家のバーベキューの後片付けは綺麗にするでしょ。
誰でも立ちションしてたら困るよ。
ゆっくりしたい夜に怒鳴り声されたくないよ。

誰かに規制されなきゃならないの?
規制が無ければ何でもするの?
そこだけ規制したり排除すれば解決するの?

へぇー。

結局さ。本質は別のところにあると思うな。
世の中の流れ。変わったものをいけないものと決め付ける人々がいて。
偉そうに線引きしてさ。
たしかに一見正論と思えるそんな定義があるのはわかります。
一見ね。
必要な部分はあるさ。
でも、本来の人の安らぎが。時にその犠牲となるのでしょう。
マナーを守ればみんなある程度心地よく過ごせるのに。

汚れた社会は規制や排除で未来を築こうとしているのでしょうか。
悪戯の本質は追求せず、表面だけを削って均していれば格好がつく。
本質をつけばいいのに。つかれちゃまずい事してるくせに。
そしてボクのような一見反乱分子も定義のもとに裁かれるのです。

極端な話ですが。まったく。

歩きながらこんな具合に「キィーー!!(怒)」となりましたが。
辿り着きましたよ。ビーチバー。
「きゃー」ですよ。

「きゃー」です!!「キィー」となってる場合じゃないですよ。

ホント残念(涙)。

とまあこんな具合です。

投稿者 litfie : September 18, 2009 08:52 PM

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