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April 07, 2009
乾いた空気
朝の中洲大通り。散らばったゴミに群れるカラス。一仕事終わった派出所の警官達。仕事帰りのお姉ちゃんお兄ちゃん。朝の中洲の空気に不思議な感覚を覚えます。
まだ千鳥足な人やら、ビルから団体で出てくる若者たちやら。
清掃の車が夜の町の喧騒から噴出した大量のゴミを回収していきます。
もうじき日本を、この不景気を必死で支える人々が素面で町に集まってきます。
目的は酒でも女でも男でもなく。
昼間に戦っている人々。
今ボクは、その人々の疲れをどれだけ癒すことができているのでしょう。
夜戦っている人々。
今ボクは、同じ時間帯働いててどれだけの励みになっているのでしょう。
ちょっと自信がなかったりします。
変わりゆく社会情勢の中、錯綜する環境で今も働き続ける後輩諸君に昔口調で語りかけ。
締めの言葉は「なんとかなるさ・・・」。
似通った状況で身を削って明日への希望をつないでいる仲間たちに、楽天的発想で安閑へ唱導して。
具体手段も示さず「なんとかなるさ・・・」。
もう少し勉強しなきゃ。世の中を知らなきゃ。志高く進む姿勢をしめさなきゃ。
小さなボクはこうして自縄自縛。
一日で一番静寂な風景の朝の繁華街ではこんな自虐がぴったりハマリます。
そして朝の柔らかい陽が照らす道を歩きながら、またのんきな自分が心に腰を下ろします。
ドカンと座り込むのです。
「なんくるないさー」
うちなー言葉に変化しています。
今日もどうやらのんびり過ごす事になりそうです。
朝の散歩はほんの少し現状を見つめ直す時間を与えてくれました。
なぜでしょう。
今朝の中洲の空気がとても乾いていたような気がします。
人々の心の潤いを奪っていくかのように。
町を離れたい欲望が爆発しそうです。←春の沖縄ツアー敢行に警戒が必要です
投稿者 litfie : April 7, 2009 08:15 AM